“あおり運転殴打男”影響か ネットで「悪質運転報告サイト」が話題に(TOKYO MX)

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。8月19日(月)の放送では、“あおり運転”について意見を交わしました。

◆もしもドライブレコーダーがなかったら…

茨城県守谷市の常磐自動車道で“あおり運転”をした後、停車させて男性会社員を殴りケガを負わせた事件で、茨城県警は8月18日(日)、傷害容疑で指名手配していた宮崎文夫容疑者を逮捕しました。捜査関係者によると、宮崎容疑者は男性を殴ったことを認めており、あおり運転の際に車に同乗していた喜本奈津子容疑者も逮捕しています。

今回の事件で、傷害罪が成立すれば「15年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられるとみられています。

教育改革実践家の藤原和博さんは、今回の事件を受けて、ドライブレコーダーが容疑者の特定に一役買っただけに、すぐさま購入したそうです。「以前からこういったあおり運転をする人はいて、似たようなことが起こっていたと思う。ドライブレコーダーが普及して、(あおり運転の映像が)リアルで観られた。もしドライブレコーダーがなかったら、どうなっていたか」と必要性を語ります。

◆ナンバーや車種…各地から動画も投稿

現在、インターネット上では、あおり運転などの迷惑行為を目撃した場合、ナンバーや車種、その際の画像や動画などを投稿できる報告サイトが話題となっているようです。8月19日時点で、既に2,600件を超える投稿が寄せられています。

夏休みの堀潤に変わってMCを務めるパトリック・ハーランさんは、報告サイトについて「プライバシーの心配もありますし、あおり運転の(程度の)判断、(個人情報を)悪用されかねない面もある」と懸念点に触れます。

専修大学経済学部准教授の恒木健太郎さんも「私も(個人情報の)悪用される部分は怖いと思う」と同意。さらに「かつて飲酒運転が問題になったときになぜ減ったのかと言うと、刑事罰が増えてその圧力で減ったわけではなくて、取り締まりをものすごくやったから」と引き合いにし、あおり運転についても「刑事罰よりも、警察による取り締まりを強化していくことが必要」と主張します。

加えて「民間だけであおり運転の対処をするのは危ない。デマが流れることがあるし、こうした報告サイトを利用するのであれば、気をつけなければならない」と警鐘を鳴らしていました。



Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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