消費増税を翌日に控えた30日夕、JR新宿駅南口の「みどりの窓口」や自動券売機には、定期券や新幹線の切符などを買い求める人が並び、一時、50人ほどの列ができた。窓口には、増税直前は「大変混雑します!」との貼り紙。まさにその通りとなった。
券売機で横浜―新宿駅間の定期券を購入した横浜市の会社員永峯ちひろさん(46)は「明日から高くなっちゃうので。さっき電車で気づいて慌てて買いに来ました」と、ほっとした様子だった。東京都新宿区内の会社が休みに入る正月までの3カ月分を継続購入。増税後に買うより千円ほど安いという。
窓口の列に並んでいた東京都杉並区の大学4年生、国枝崚さん(23)は、30分ほど並んで東京―名古屋駅間の新幹線の往復切符を購入した。10月2日に名古屋市の会社で内定式がある。「明日買うより安く済む。いつもは数分しか並ばないんですけどね」
ただJR東日本によると、この混雑は例年の9月よりやや多い程度。目立った混乱はないという。
大手鉄道会社の定期券は利用開…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル