大分市の高崎山自然動物園で、恒例のサルの人気投票「選抜総選挙」が行われている。今年は「サル通が選ぶ」と題し、候補サルの推薦を一般から募った。メス10頭が「人気ザル部門」、オス10頭が「イケメンザル部門」の候補サルに選ばれ、今月下旬まで選挙戦を繰り広げる。
人気ザル部門の候補は、前年選挙でトップに返り咲いたシャーロットや、いずれも体に障害をもちながら懸命に動き回るミラクル、サヤカなど。イケメンザル部門には前年初出場で1位に輝いたゴローや、仲間思いで優しいマルオ、風格のあるボスザルのブラックなどが顔を連ねる。
同園によると、えさ場にやって来る二つの群れは、今月10日時点でB群は672頭、C群は534頭。一頭ずつみんな顔と性格が異なり、個性があるという。えさ場担当スタッフの江川順子さん(44)は「選挙を通じてサルたちに興味をもってもらい、自分の『推しザル』を見つけてほしい」と話す。
投票は22日午後5時まで。園内にある投票用紙か、ホームページから投票する。結果は25日午前10時に発表される。問い合わせは同園(097・532・5010)へ。(中沢絢乃)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル