同居していた父親とみられる遺体を自宅に放置したとして、警視庁立川署は24日までに東京都国立市の無職・高橋直良容疑者(49)を死体遺棄容疑で逮捕した。
立川署によると、23日に逮捕された高橋容疑者は「8日夜に父親が死亡しているのを発見した」と説明した上で「遺体を放置したことは間違いない。これから起こることを考えたくなかった」と供述し、容疑を認めている。
逮捕容疑は今月8日頃から21日にかけ、自宅の都営アパート内の寝室に遺体を放置した疑い。同署は遺体の身元を同居する80歳代の父親とみている。遺体に目立った外傷はなく、病死とみられるが、同署は慎重に死因を調べている。
高橋容疑者は20代の頃はアルバイトをしていた時期もあったようだが、最近は仕事はせず。両親は離婚しており、父親と2人暮らしで父親の年金で生活していた。ほとんど外出はせず、自宅に引きこもっていたというが、アイドルグループ「仮面女子」のコンサート時は会場まで欠かさず足を運んでいたという。
父親は国立市のシルバー人材センターで広報誌などを配布したりする仕事に従事していたが、3月頃から市側から連絡が取れなくなっていた。心配した市の職員が今月21日に自宅の都営アパートを訪問。午前中は不在で、午後に再訪したところ、ドアに印鑑と「宅配便さん、(郵送物を)ポストに入れといてください」とした貼り紙があり、不審に思った職員がドアのポストを開けたところ、強烈な異臭がしたため、すぐに110番と119番をした。署員が現場に到着した時、高橋容疑者は不在だったが、23日午後になって立川署に出頭。逮捕となった。
アパート内はゴミが散乱していた状態で、父親とみられる遺体は布団の上に横たわっていたという。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース