ドラマやCMに起用されるなど、活躍の幅を広げているクロマチックハーモニカ奏者・南里沙。演歌や童謡など様々なジャンルを渡り歩いた「リサ・プレイズ」シリーズの5作目として、ジャズに挑んだ。
震災の慰問演奏で…
新譜では、「枯れ葉」「サマータイム」などのスタンダードを情緒たっぷりに聴かせる。「新型コロナウイルスの影響で世界中が厳しい状況ですが、少しでも心の癒やし、安らぎになったらうれしいなと思います」
兵庫県宝塚市在住。小学1年生のときに阪神・淡路大震災を経験した。オーケストラの慰問演奏で聴いたオーボエが、音楽家としての原点だ。「音色がポーンと私の心の中に飛び込んできた。音楽は楽しいときだけじゃなくて、つらいときや悲しいときに、心に寄り添ってくれるものだと教えてくれた気がします」
ころころ変わる、音の魅力
神戸女学院大音楽科でオーボエを専攻していた頃、ハーモニカと出合った。インターネットで、トゥーツ・シールマンスやスティービー・ワンダーの演奏を耳にし、聴きほれた。
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「クロマチック」は「半音階の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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