遠藤美波
東京都世田谷区の会社員宮澤みきおさん(当時44)ら一家4人が自宅で殺害された事件から今月下旬で23年になるのを前に16日、事件現場近くのJA東京中央千歳支店ホールで解決を願う集会があった。遺族の姿を伝える朗読劇が上演され、地元住民ら約100人が集まった。
殺人事件の遺族でつくる「宙(そら)の会」が主催。朗読劇は、みきおさんの母節子さん(92)が主人公で、一人息子の一家を突然亡くした日のことや、毎晩カレンダーに斜線を引き、犯人逮捕を待ちわびる姿が描かれた。
同会特別参与で元成城署長の土田猛さん(76)はDNA型を捜査に活用する法整備の必要性などを訴えた。「早く犯人が捕まって私が生きている間に真相を知りたいと思っています」との節子さんの談話も代読された。(遠藤美波)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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