あの日の思い、未来へつなぐ 震災の記憶「最後の世代」が語る決意

 東日本大震災の発生から11日で11年を迎えた。津波が襲った沿岸部や街中では祈りが捧げられ、式典では防災意識の向上や記憶の継承への決意が語られた。関連死を含む死者・行方不明者は2万2207人。全国でいまなお3万8千人超が避難生活を送る。

 午後2時46分。東京電力福島第一原発から約7キロの福島県浪江町の海岸では、サイレンに合わせ黙禱(もくとう)する人々の姿があった。

 震災前、この海岸近くで暮らし、義理の両親を亡くした横山恵美子さん(54)は、息子の知明さん(14)とともに手を合わせた。「こういう場所で生まれたんだよと見せたかった」

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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