突然に噴き出し、50日目に止まった北海道長万部町の水柱。再度の噴出に備え、タンクをかぶせる工事がこのほど完了した。「長万部巨大水柱跡」の表示を地図アプリに残し、町は元の静寂を取り戻している。
水柱は8月8日、飯生(いいなり)神社が所有する森の中で噴出し、ちょうど50日目の9月26日未明にぴたりとやんだ。一時は松林の背丈を超える高さ30メートル超まで噴き上がり、昼夜続く騒音や、水しぶきに含まれる塩分被害に周辺住民は悩まされた。
町は、再び噴出する可能性もあるとして噴出口にバルブを装着。その上に、飛散を抑える高さ約4メートルのタンクも設置した。たまった水は貯蔵タンクに流し込んで排水し、水に混じって噴き出る可燃性ガスは、分離して大気中に放出する。
長万部町には、1960年代…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル