大学入試センター試験に代わり、2020年度(2021年1月)から実施される大学入学共通テスト。受験生や保護者に不安が広がる中、入試情報について講演会を開いたり、共通テストを想定した模試を実施したり、予備校の対策も本格化している。
「今までの試験にはなかった、図やグラフから読み取る力が大事になってきます」
6月下旬、名古屋市千種(ちくさ)区の河合塾千種校で開かれた「新大学入試まるわかり講演会」。河合塾の進学アドバイザー、木村充裕さん(34)が共通テストの出題方法や狙いを解説すると、受験生や保護者ら約100人が熱心にメモをとりながら聴き入った。
共通テストでは、国語と数学で記述式問題が導入されるのに加え、その他の教科でも日常的な事象を題材に資料を読み解く問題が出題される。マーク式問題も「思考力・判断力・表現力」を重視する。
高校1年の息子がいる名古屋市昭和区の女性(50)は「試験が大変になるのに、どういう仕組みなのかわからない」と講演会に参加した。保護者の間で不安が広がっており、LINEなどで互いに情報交換をしているという。「少しでも早くから準備した方が良いと思うけど、何から手をつければいいのか」と困り顔だ。
同市緑区の高校2年の女子生徒…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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