あるがままのビオトープ「創作にも影響」漫画家・大童澄瞳さんに聞く

 「ビオトープ」を称する商品の中に、外来種が入っている例がある。観賞用の水草がちぎれて流出し、地域の外来種として定着する可能性も指摘される。

 ビオトープはどうあるべきか。「映像研には手を出すな!」で知られ、自宅につくったビオトープの観察が創作にも影響しているという漫画家の大童澄瞳(おおわらすみと)さんに話を聞いた。

連載 ステルス外来種

 淡水魚の種類が豊富な岡山平野。その水辺の「外来種」は名が知れた生き物だけではなく、人知れず息づく種も。現状と課題を追いました。

 ――どのようなビオトープをつくったのですか

 関東の自宅の庭には、ひょうたん形の樹脂製の池と、「トロ舟」などと呼ばれるコンテナが5個、地面を掘ってつくった池が二つあります。

 コンテナは地面に埋めるように置き、素掘りの池はベントナイトという粘土を敷いて遮水し、雨水がたまるようにしました。

 ――どうしてビオトープをつくったのですか

 周りに自然がない住宅街で育…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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