ある日、空から舞い落ちた風船 100キロ離れた小学校、つながった

 昨年11月23日正午ごろ。滋賀県湖南市の阪口雅美さん(73)は、玄関から外へ出たところだった。

 空から、割れた風船がひらひらと舞い、目の前に落ちた。

 「ふうせんとばしさせてくれてありがとう」

 子どもの字で書いた手紙が付いていた。

 「明石市立錦が丘小学校・幼稚園 創立50周年記念事業」と印字してある。

 どうやら、兵庫県明石市から飛んできたようだった。

 日付もあった。「2023.11.23」。今日だ。

 「何これ。ドラマチックやなあ」

 阪口さんは心を動かされ、返事を書きたいと思った。どうせなら、子ども同士の交流につなげたい。

 いつもあいさつをしてくれる…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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