あわや大事故に…「子供の足音かと思ったら“馬”」競馬場から競走馬が脱走 道路駆け踏切横断(東海テレビ)

東海テレビ

 岐阜県笠松町の笠松競馬場の厩舎から12日、競走馬が逃げ出しました。およそ5分後に確保され、ケガ人はいませんでしたが、逃走中に馬は踏切なども横断、一歩間違えれば大きな事故になっていました。

 岐阜県笠松町内の会社に取り付けられた防犯カメラの映像…。道路に現れたのは、馬です。道路の中央を颯爽と駆け抜けていきました。

(リポート)
「笠松競馬場のこちらの厩舎にいた競走馬が突然暴れ出し、このゲートのバーが上がっていた瞬間に、街中に逃げ出したということです」

 12日午前9時45分ごろ、岐阜県の笠松競馬場の北東にある厩舎から競走馬1頭が逃げ出しました。

 逃げ出したのは4歳のオスの競走馬。競走馬は放牧されたあと厩舎に戻る途中、ごみ収集車のエンジン音に驚いて暴れ出し、厩務員が持っていた手綱が切れて公道に出たといいます。

 近くの道路を走っていたドライブレコーダーの映像を見ると、馬が下を向いて止まっていますが、右側から来た車に驚いたのか、突如向きを変えて手前に向かって走ってきました。

目撃者:
「パカパカって音がしたので、最初は子どもが走っていると思ったんですけど、何気に窓の外を見たら、馬が1頭だけ人なしで走っていたので、思わず『馬だ!』と叫んじゃって」

別の目撃者:
「同じくらいですかね、車のスピードと。そのぐらい速く感じましたね。あれくらいのスピードを見ると怖いですね」

 目撃者によりますと、逃げ出した競走馬は厩舎から北に向かい、およそ1.5キロを走り抜けました。

 その間、わずか5分ほど。馬は厩務員らによって確保されましたが、逃げた道中には…。

(リポート)
「厩舎から600メートルほど離れたJRの踏切です。非常に車通りが多い踏切なんですが、逃げ出した馬はこの踏切を渡っていたということです」

 踏切も走り抜けていて、電車と衝突していた恐れも…。

 笠松競馬場では、6年前にも競走馬が逃げ出して軽乗用車と衝突。運転していた男性が死亡する事故が起きています。

 一歩間違えれば大事故につながりかねなかった今回の競走馬の逃走。笠松競馬場は「所管する農林水産省からの指導を受けながら再発防止に努めたい」とコメントしています。
※画像と動画の一部は視聴者提供

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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