神戸市立東須磨小で教諭4人が同僚をいじめていた問題で、兵庫県警が加害教諭への任意の事情聴取を始めたことが18日、関係者への取材で分かった。県警は今後、4人の暴行容疑などでの立件を視野に捜査を進める方針。
市教育委員会によると、加害教諭4人は被害者の男性教諭(25)に対し、激辛カレーを食べさせたり、暴言や暴力を少なくとも1年以上繰り返したりしたとしている。県警須磨署はすでに被害教諭から約50項目の被害内容を記した文書も受け取っており、事実関係を慎重に裏付ける。
市教委などによると、男性教諭は精神的に不安定になり、9月から欠勤。加害教諭4人も10月から休職しているが、市教委などの調べに対し、「嫌がっているとは思わなかった」などと弁明している。市教委は当初、4人を有給休暇扱いにして事実上の謹慎としていたが、同31日に分限休職処分として給与を差し止めている。
10月中旬、被害教諭の代理人が同署に被害届を提出し、同署が暴行容疑で捜査を開始。市教委も第三者による調査委員会を設置し、年内にも最終報告書をまとめる方針。
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