源平合戦の屋島の戦いで「扇の的」を射落としたエピソードで知られる那須与一。そんな弓の名手の名を冠した交通取り締まり専門部隊が香川県警にあるのをご存じだろうか。
昨年度で活動を終えるはずだったが、取り締まり効果があったことから存続が決まり、21日から始まった秋の全国交通安全運動でも活躍中だ。
9月中旬のある朝。高松市内の生活道路に、持ち運び可能な速度違反自動取り締まり装置(可搬式オービス)を使い、スピード違反を取り締まる「与一」隊員の姿があった。
日中には、隊員は覆面パトカーで一般車に溶け込みながら、信号無視などの交通違反に目を光らせた。
香川県は人口10万人あたりの交通事故死者数が全国ワースト上位。県警は2017年、交通取り締まりを強化しようと県警本部直轄の交通取り締まり専門部隊、通称・与一を発足させた。当初は5年間の継続事業だった。
交通機動隊は白バイなどでパ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル