【動画】大雨で冠水したJR内郷駅周辺 福島・いわき市=読者提供
大雨の影響で土砂災害の危険が高まっているとして、福島県いわき市は25日午後6時50分、市内全域の14万3699世帯、34万205人に警戒レベル4の避難指示(緊急)を発令した。
市は崖や急傾斜地の近くの住民には避難を呼びかけ、外が危険で避難が難しい場合は、崖からできるだけ遠い建物の2階以上に移動するなど命を守る行動を求めている。
同市内では台風19号の大雨の影響で夏井川や好間川が氾濫(はんらん)し、9人が犠牲となった。
宮川が氾濫
福島県いわき市は25日午後7時25分、市内を流れる宮川が氾濫(はんらん)したと発表した。付近の住民には避難所などの安全な場所に避難するか、建物の2階以上などの高いところに避難するよう呼びかけた
夏井川が氾濫
福島県いわき市は25日午後9時、同市小川町関場で夏井川が氾濫(はんらん)した、と災害発生情報(警戒レベル5)を発令した。
台風19号の大雨の影響で、夏井川とその支流が氾濫し、市内では9人が亡くなった。
市は付近の住民に対し、避難所などの安全な場所に避難するか、建物の2階以上などの高いところに避難するよう、緊急速報などで呼びかけた。
いわきで土砂崩れ
25日午後7時15分ごろ、福島県いわき市常磐湯本の傾城団地で住宅が土砂崩れに巻き込まれたと、隣人から119番通報があった。消防が現場に駆け付け、約50分後にこの家に住む男性(74)を救出した。男性の命に別条はなく、他に巻き込まれた人も確認されていないという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル