大阪府の吉村洋文知事が4日、新型コロナウイルス対策として、うがい薬を薦めたことから、商品を買い求める動きが広がった。店頭では品切れが続出したが、専門家からは科学的な根拠が不十分だと疑問の声が上がる。
「イソジンある?」。4日午後4時ごろ、東京都中央区のドラッグストアで近くに住む男性(57)がうがい薬を探していた。この日午後、吉村知事の会見をテレビで見て、慌てて買いに来たという。ところがこの店では午後3時ごろには品切れになっていた。男性は「春はマスクも消毒液も買えなかった。またか」。
吉村知事は会見で、新型コロナウイルスの感染者が殺ウイルス効果があるポビドンヨードを含むうがい薬を使ったところ、唾液(だえき)検査で陽性となる割合が減ったとの研究結果を発表した。「薬事法(現・医薬品医療機器法)上、効果があるとはいえない」としたうえで、「うがいを励行して欲しい」と重症化の予防につながる可能性を示唆した。
ポビドンヨードは、昆布やワカ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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