トップ俳優を降りた後、どう生きるか。宝塚歌劇団の元花組トップスター明日海りおが、役者人生の岐路にさしかかった舞台人を演じている。
NHKの朝ドラ「おちょやん」。現在の舞台は、昭和の初めの大阪・道頓堀。主人公・竹井千代が新しい喜劇一座「鶴亀家庭劇」に加わり、公演を成功させようともがく姿が描かれている。
一座は、今でいうアイドルや歌舞伎界などの本職をお払い箱になった者らの寄せ集め。当然、足並みはそろわない。とりわけ、明日海演じる高峰ルリ子はくせ者だ。自意識高めで、なぜかカメラ目線のキメ顔。かつて東京の新派の名門劇団で主役をはっていたプライドが邪魔をして、笑わせてなんぼの喜劇の世界になじめない。
10日の放送では、ルリ子がトップの座を降りて一座に流れ着くまでの事情が明かされた。不器用でも、根っからの役者。その本心を知った千代に、発破をかけられて――。
明日海は、今作が朝ドラ初出演…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment