国立印刷局は27日、静岡工場(静岡市)に勤務する20代の男性職員を同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。職場で上司に大型のホワイトボードを投げつけ、3日間の自宅療養が必要なケガをさせたという。
静岡工場では紙幣の製造をしている。印刷局によると、この職員は今年8月5日午後、業務に関する上司の指示に立腹し、製品を倉庫に保管する数量が書かれたホワイトボードを、上司の背後から投げつけたという。
ホワイトボードはつるすタイプの大型のものだったといい、頭に当たった上司は頭部の打撲や切り傷のケガをした。
職員は、上司が倉庫の製品保管数量の増加について詳しく説明しなかったことに立腹したという。
国立印刷局は旧財務省印刷局で、現在は独立行政法人。全国6カ所に工場があり、紙幣(日本銀行券)や切手、パスポート、官報などをつくっている。貨幣をつくる造幣局は別の独法となる。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル