スーパーのお肉売り場で、食品トレーの代わりにプラスチックフィルムの袋に商品がそのまま入れられた「ノントレー」商品を目にすること、ありませんか?「環境配慮」を掲げるところもあります。この流れはいつごろから始まり、どのくらい普及しているのでしょうか。
プラスチック製品の削減やリサイクルを促す「プラスチック資源循環促進法」が成立し、プラスチックごみ削減に関心が集まっています。私たちにとってとっても身近な食品トレーから、この問題を考えてみます。
ノントレーの写真、1万リツイート
「トレーを廃するの良いね。これで問題ないならこの方向で行って欲しい」
ノントレーの鶏肉がずらりと並んだスーパーの商品棚の写真とともに投稿されたツイートが4月中旬、注目を集めた。
リツイートは1万件以上、「いいね」は4万件以上。「ゴミが少なくなって助かる」「脱廃プラも地味に効果ありそう」「環境に良いし、消費者も処理が楽」「できることからSDGs」などの反響があった。
この写真は、関東地方で120店舗を展開するスーパー「サミット」の売り場。精肉部マネジャー・草木迫伸彦さんによると、「ノントレー」の商品は最近始めたわけではなく、十数年前から販売しているという。
注目されたことについては、「正直『いまさら?』と思うところはありますが、話題になることは素直にうれしいです。今年に入って導入する店舗が一気に増え、お客さんが目にする機会が増えたのも話題になった要因と思いますが、続けてきてよかったなと思います」
きっかけは自治体のある動き
ノントレーを始めたきっかけは、消費者からの要望だった。
身近なSDGsを考える連載。今回は食品トレーをなくすノントレーをめぐる動きを4回シリーズで取り上げます。スーパー「サミット」がノントレーを導入しようとすると、ある壁にぶつかりました。
当時、三鷹市などゴミ袋の有…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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