絵本作家のヨシタケシンスケさんと音楽家の椎名林檎さんが初めて対談した。ジャンルは違えど、人の心をわしづかみにする作品を送り出し続けている2人が語り合ったのは、キャリアを重ね、大人になってみて分かること。令和の若者たちに向け、「ツンとしていてほしい」というメッセージを送る、そのココロは?
椎名林檎 絵本、げらげら笑いながら読ませていただいてます。お会いできると聞いて、子供たちがびっくりしていて。
ヨシタケシンスケ ぼくもデビュー当時から、最初の…
椎名 ご無理なさらないでください(笑)。
ヨシタケ 最初のアルバム(「無罪モラトリアム」)の初回盤持ってますよ。
椎名 丑(うし)年(ヨシタケさんは1973年生まれ)でおられるから、ちょっと無理がおありじゃないかなと。年下(椎名さんは78年生まれ)でクソ生意気なやつのCDなんて買ってやらない、って感じじゃないですか(笑)。
「年をとると〝良いことを言いたい病〟というのにかかってくるというか…」(ヨシタケさん)。若いころは大人たちのふるまいが嫌で仕方がなかったのに、自分が大人になってみると、若い世代に向けて何をどう発信すればいいのか。当代きってのヒットメーカー2人にもそんな悩ましさがあるようです。
ヨシタケ いやいや、社会人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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