お騒がせのおっちゃん 脳梗塞後の在宅支えた島の温かさ

それぞれの最終楽章・離島に学ぶ(4)

「きゅ~ぬふから舎」管理者 坂東瑠美さん

 今回は私が最も印象に残っている一人、仲間利夫さん(享年75)を紹介します。若いころから自由気ままな独り者で、愛称は「おっちゃん」。脳梗塞(こうそく)の影響で予想もつかない行動をとることが多かったのですが、島の人たちに愛され、一生を終えました。

 おっちゃんは、船の乗組員をした後、出稼ぎ労働などで65歳まで働きました。同居の姉が亡くなった後は一人暮らし。人づきあいは苦手で、好物は酒と黒糖でした。

 「きゅ~ぬふから舎」との関わりは、2008年6月、大腸がんの手術で入院した後に始まりました。1年半ほどの訪問や通所後に自立、いったん利用は終了しました。ところが14年2月、自宅で脳梗塞(こうそく)で倒れ、救急入院します。

 その後遺症で自由に動けなくな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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