福岡市内で唯一の遊園地「かしいかえんシルバニアガーデン」(福岡市東区)が30日、閉園した。1956年4月に開業した前身の「西鉄香椎花園」から数えて65年の歴史に幕を下ろした。
園側によると、この日は今年最多の約9千人が来園した。
親子2代、3代にわたって何度も遊びに来たという家族連れも多く、お気に入りの遊具を楽しんだり、思い思いの場所で写真を撮ったりしていた。
閉園時間の午後5時を過ぎても、多くの来園者が名残惜しそうにゲート周辺から立ち去らずにいた。
地元の劇団「ギンギラ太陽’s」の5人がゲート前に登場し、ショートストーリーを披露。かぶりモノでゲートや園内のチューリップなどに扮し、「私はみなさんの笑顔を見守るのが本当に幸せでした」と、園の思いを代弁した。
続いて橋本典明園長(41)…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル