離島防衛を想定した陸上自衛隊と米海兵隊による国内最大規模の日米共同訓練が、14日から31日までの日程で行われている。沖縄の基地負担軽減を目的として県外に移されていたが、今回は沖縄が訓練地の一つに加わった。県が自粛を求めるなか、陸自のオスプレイも初めて県内に飛来する。防衛力の「南西シフト」に伴う地元との摩擦はさらに強まりそうだ。
訓練名は「レゾリュート・ドラゴン(不屈の龍〈りゅう〉)」。二つの日米共同訓練を整理・統合する形で2021年から始まった。きっかけは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている米海兵隊のオスプレイの訓練を県外に移す代わりに、経費を日本側が負担すると日米両政府が16年に合意したことだ。
当時、沖縄の負担軽減を後押しする姿勢を示すことで、普天間飛行場の県内移設に反対する県の理解を求める狙いがあり、県も「一定の評価をする」とした。これまで日本側が少なくとも87・2億円を負担し、18回の訓練が県外に移された。このうち2件にあたるレゾリュート・ドラゴンも21年は主に東北、22年は北海道で実施された。
防衛省幹部「沖縄の負担軽減は続けるが…」
だが、3回目となる今回は九…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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