かつての呪いの像、笑顔でCSに運呼ぶ? カーネル実物大パネル登場

 18日から始まるプロ野球クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを前に、セ・リーグの舞台となる阪神甲子園球場兵庫県西宮市)に近い「ケンタッキーフライドチキン阪神甲子園店」の店頭に16日、「あの」カーネルサンダース像をかたどったパネルが登場した。

 パネルのモデルとなったのは、1985年に阪神がリーグ優勝した際、一部の熱狂的なファンによって大阪・道頓堀川に投げ入れられたカーネル像だ。

 当時主軸を打っていたランディ・バース氏に似ていると胴上げされた後、川に投げ入れられ行方不明に。その後阪神は長く低迷し、「カーネルサンダースの呪い」とささやかれた。

 そして2009年、大阪市の遊歩道整備にともなう調査で、カーネル像は川底から奇跡的に見つかった。店舗を統括する日本KFCホールディングスが「幸運の象徴」として関西オフィス(大阪市福島区)で大切に保管している。

 今回設置されたパネルは、川底から見つかったカーネル像の写真がはられた実物大。いまだ行方が分からない眼鏡や左手などはないままだが、やわらかな笑顔は健在だ。「縁起が良い」とスマートフォンで写真を撮る通行人もみられた。

 パネルは日本シリーズ最終戦まで設置される予定。KFC担当者は「幸運のカーネル像の運をお裾分けすることで、みなさんの心に残る素晴らしいCSになれば。カーネルも笑顔で見守ります」。(真常法彦)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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