大阪府箕面市の大型ショッピングモール「みのおキューズモール」。建物6棟を2階のデッキが結び、開放的な雰囲気を漂わせる。モチーフにしたのは南欧の別荘という。
平日の7日。昼下がりに訪れると、ベビーカーを押す保護者や若者たちでにぎわっていた。敷地内には小川が流れ、川沿いの桜にはつぼみが膨らんでいる。
2003年10月、前身の「箕面マーケットパーク ヴィソラ」は開業した。北摂の大動脈である新御堂筋(国道423号)と国道171号が交差する北側に、市は新都心をつくる計画を立てた。区画整理をし、「かやの中央」をまち開きした。その中心施設として誘致したのがヴィソラだった。
核テナントはフランスの大手スーパー「カルフール」。ローラースケートをはいた店員や、店内で調理した本場のローストチキンが話題だった。
カルフールは撤退し、施設の名前も一新した。20年がたった今、さらに大きく変わろうとしている。23日に北大阪急行電鉄(北急)が延伸し、目の前に「箕面萱野(かやの)駅」ができる。
「夢物語」とまで言われた延伸を実現させたものは何だったのでしょうか。そして、みのおキューズモールも大きく生まれ変わろうとしています。
延伸は、箕面市にとって悲願だった。
市は西部から発展し、時代と…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル