かつては活気ある商店街 港区で「昭和30年代」を振り返る催し

 東京都港区の芝地区で23日、「昭和30年代」をテーマにベーゴマなど昔の遊びや音楽を楽しむ催しがあった。かつては活気ある商店街に人が集い、子どもが道ばたで遊ぶのは日常的に見られた風景。参加者たちは往時の街の雰囲気を楽しんだ。

 催しは「いろはにほへっと芝まつり」。区と、近くにある慶応大学が共同で運営する地域コミュニティー施設「芝の家」が主催。付近の町会なども加わった。

 一帯はこの日、昭和のムードに包まれた。ちんどん屋がにぎやかに街を練り歩き、路上では子供たちがベーゴマやけん玉などを楽しむ。広場のステージでは集まった人たちが昭和歌謡を歌い、笑顔があふれた。

 芝の家は地域社会の強化や再生をテーマに、2008年にできた。周辺はかつて多くの個人商店が立ち並び、近所同士の付き合いも日常的にあった。現在も民家はあるものの、オフィスビルも林立しており、住民同士のつながりを深めようと例年、この時期に催してきた。今年は地域が活気にあふれていたという「昭和30年代」をテーマにした。

 お昼すぎ、参加者と地元の高…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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