豊島鉄博
吉本興業の養成所・NSCで30年以上講師を務める漫才作家の本多正識(まさのり)さん(64)が、ビジネス書「1秒で答えをつくる力」(ダイヤモンド社)を出版した。ナインティナインやかまいたちなど、数々の人気芸人を指導してきた経験を、ビジネスパーソン向けにアレンジしている。
NSCで指導している実践的な48の技術を収録した。たとえば、自分の名前は1文字ずつしっかり相手に伝える。
また、一つのフリに対して、三つのボケを考え、ボケひとつに三つずつ(計9個)のツッコミを考えるという「1、3、9の法則」を意識し、相手が何を言いそうかを考える。
若手漫才師の日本一を決めるM―1グランプリの持ち時間は4分。本多さんによると、この影響で、お笑いのネタのスピードが上がっているという。
そのためには1文字をいかに削りこんで話せるかが重要だと説く。「そうでないとM―1のネタは作れない。これは日常生活でも応用できることなんです」
税込み1650円。全国の書店などで発売中。(豊島鉄博)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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