中島嘉克
かんぽ生命保険は14日、仙台支店若林郵便局(仙台市)で勤務していた20代の男性社員が、顧客2人から計250万円をだまし取っていたと発表した。同日付で懲戒解雇し、刑事告発したという。
同社によると社員は7~8月、顧客2人に架空の高利回りの保険契約などを提示。現金を受け取り自作の領収証を渡していた。顧客の1人が不審に思って郵便局に相談し発覚した。「遊興費と借金の返済のためだった」などと説明しているという。
かんぽ生命を巡っては2019年に不正販売問題が起き、再発防止に取り組んでいる。日本郵便の一部の社員は今春からかんぽ生命に兼務で出向して仕事をしている。今回の社員も出向者だった。かんぽ生命は「全力を挙げて再発防止に努める」としている。(中島嘉克)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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