がれきの街でミルクを飲んでいた1歳は14歳に 記者が再び訪ねると

 震災から8日後、まだ1歳7カ月だった鈴木愛華さん(14)は、母の深雪さんに背負われて宮城県亘理町の自宅前にいた。津波に襲われた周囲は、見渡す限りのがれきだった。

 自宅は津波で破壊されたものの、深雪さんはまだ使える衣服や生活用品を取りにきたのだ。その場でミルクをつくり、愛華さんに与えた。

 3人姉妹の末っ子で、中学2年生になった愛華さんに、当時の記憶はない。その時のミルクの味も覚えていない。

 プレハブ仮設住宅での生活は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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