がんばるしかないさ、涙の初売り 金沢の出張輪島朝市に1万3千人

【動画】能登半島地震の火災で焼失した輪島朝市が金沢市内で出張開催された=小林一茂撮影

 能登半島地震の大規模火災で焼失した石川県輪島市の名物「輪島朝市」が23日、約110キロ離れた金沢市金石(かないわ)港で「出張輪島朝市」としてよみがえった。雨の中約1万3千人が訪れ、にぎわいを見せた。地元の子どもたちが朝市関係者を歌で歓迎。関係者は「初売り」の実現に涙した。

 開店30分前の午前7時半、会場の金石港近くでオープニングセレモニーが開かれた。関係者数十人を前に、金石の子どもたちが参加する「うみの合唱団」が歌を披露した。

 ♪がっかりして めそめそして どうしたんだい♪

 この歌詞で始まったのは光GENJIの「勇気100%」。あどけない歌声が潮風に乗って響いた。

 ♪そうさ100%勇気 もうがんばるしかないさ♪

 開店準備を進める朝市仲間たちのため、スマートフォンで動画を撮影した事務局の橋本三奈子さん(62)は何度も涙をぬぐった。

準備奔走「やっと泣けた」

 「前向いてやっていくしかな…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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