きっかけはダブル「周年」 東京・三鷹の二つの会社が協同で配信番組

(左から)アツデンの佐藤基典社長と文伸の川井伸夫社長。三鷹ビジネスパーク内に完成した壁画アートの前で=2022年3月12日、東京都三鷹市上連雀1丁目

 企業にとっての「周年」イベントは、来し方を振り返り、未来の発展を内外に発信する好機となる。JR三鷹駅近くの企業集積拠点「三鷹ビジネスパーク」では、創業70周年と60周年を迎える2社が協力し合い、地域をまじえて「周年」を盛り上げている。

 東京都三鷹市音響機器メーカー「アツデン」は1952年8月に創業。工場機能を岩手県内に移転後、5千平方メートルを超す広い敷地を企業に貸し、三鷹ビジネスパークを立ち上げた。

 もう一方の印刷会社「文伸」は、62年8月に三鷹市内のガリ版印刷から始まった。2002年、パーク内の工場建物に移り、新たなスタートを切った。

 デジタル化の進展で荒波にさらされる印刷業界。3代目の川井伸夫社長(50)は「これからは仕事を『創る』時代だ」と社員にメッセージを送ってきた。

 その一つが、周年ビジネス。社史編集や記念催事、映像・グッズ制作と裾野が広い。ノウハウを武器に、節目を迎える企業へのアプローチに力を入れてきた。

 そんな自社が迎える、60周年。「思い切り、チャレンジしよう」と川井社長は意気込んでいた。

■初回ゲストは三鷹駅長…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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