きょうも議会の傍聴席にいます 73歳女性が白熱議会を考えた

 役所のチェックは議会の役割だが、議会のチェックには住民の目が欠かせない。愛知県一宮市の返町(そりまち)みち子さん(73)はこの10年、ほぼ欠かさず市議会の傍聴席に座り続けてきた。そんな「議会大好き人間」が白熱議会の実現に向け、傍聴の意義を語る。

 返町さんは議会ごとに傍聴記を作る。

 「市民病院内に『職員用健康相談室』の設置提案など聴き応えのある一般質問でした」

 「高齢者の交通事故防止のための『後付け安全運転装置の補助金制度』へのご発言は、とても力強いものでした」

 一般質問をした議員や常任委員会の審査への寸評が並ぶ。励ましや共感の意見も多いが、苦言もある。

 「私たち市民は、簡潔だけの質疑を求めているわけではありません。市民の大切な市税が、何処(どこ)にどの様に使われるのか、どこの支出を削減するのか、またその理由を知りたいのです」

税金の使い道を知りたい 身を乗り出して聴いた

 初めての議会傍聴は、201…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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