熊本県のキャラクター「くまモン」が、2020年東京五輪の聖火ランナーに「落選」していたことがわかった。「人」でないことなどが理由という。聖火ランナーの要件は08年4月1日以前の生まれで、火を安全に運ぶことができる人とされている。
県によると、五輪の組織委側に聖火ランナーとして「くまモンは走れますか」と打診したところ、「人でない」「火を持って走るので安全性が確保できない」などと回答があった。
県国際スポーツ大会推進事務局の担当者は「五輪の盛り上げにがんばってもらいたかったが仕方ない。今後、くまモンがどう関われるか検討したい」と話す。
くまモンは10年に登場した。翌年「ゆるキャラグランプリ」で優勝し一躍有名になり、国内外で人気がある。人でもクマでもない生き物とされ、年齢も明かしていない。(矢鳴秀樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル