杉浦達朗
群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」をあしらった車の「図柄入りナンバープレート」が導入される見通しになった。県が7月、導入の意向を国土交通省に伝えた。デザインは県民アンケートなどを通じて検討し、決める。国交省の審査を経て、来年10月の交付を目指す考えだ。
図柄入りのナンバープレートは、地域やイベントの魅力発信などのために2017年に始まった。全国各地の名物や名所をあしらった地域限定のほか、ラグビーワールドカップや東京五輪・パラリンピックにちなんだ全国で申請可能なものもあった。
現行の県内ナンバーは「前橋」「高崎」「群馬」の3通り。このうち前橋市と吉岡町の住民が使う「前橋」ナンバーだけは、すでに赤城山があしらわれた図柄入りのナンバーが交付されている。県は、三つのナンバーで共通して使える図柄入りのナンバーをつくろうと、検討を進めていた。
県地域創生課によると、図柄はぐんまちゃんを使うことが決まっており、これから複数の案をつくる。今年10月ごろに県民向けのアンケートを実施し、決定した図柄で11月に国交省へ申請する予定だという。
担当者は「群馬全体で県の魅力を発信するチャンス。アンケートが始まったら、多くの意見をいただきたい」と話している。(杉浦達朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル