まるで定置網漁を海底からのぞいているような気になってきた。
学校の体育館よりも広い空間に、約70メートルにわたって黒い網がぶら下がっている。目の粗さは場所によって異なる。そこを様々な種類の魚のプレートが泳いでいる。
「ひみ寒ぶり」で知られる富山県氷見市に2020年にリニューアルオープンしたのが、この市漁業文化交流センター「ひみの海探検館」。21年には日本農業遺産にも認定された「氷見の持続可能な定置網漁業」のことが学べる施設だ。
境純一館長(56)は「定置網が展示されているのはここだけです」と胸を張った。
魚介の宝庫「天然のいけす」
来館者がまず目にするのは4…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル