小中学生に1人1台の情報端末を配備する国の「GIGAスクール構想」が本格始動してから、まもなく4カ月。どのように活用するか。ネット依存やトラブルを避けるために、どこまで制限すべきか。教育現場は試行錯誤し、保護者も悩んでいる。(阿部朋美、三島あずさ、編集委員・宮坂麻子)
2016年の熊本地震の際、休校中の家庭との連絡や学習のフォローに苦労した経験から、通信機能つき端末を全ての小中学校に先行導入した熊本市。新型コロナによる昨春の長期休校では、いち早く双方向のオンライン授業ができた。
端末には最低限のフィルタリングしかかけず、アプリのダウンロード、ユーチューブへの投稿、SNSの利用以外は、ほぼ自由に使えるようにしている。
市立五福小学校では、音読を…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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