東京都杉並区は10日、区立のこども園1園と小中学校10校で、卒業・修了した児童生徒計1307人分の指導要録を紛失したと発表した。第三者による不正利用は確認されていないという。
区によると、紛失したのは2003~18年度に卒業・修了した子の分。指導要録は、氏名、住所、保護者名などを記した「学籍に関する記録」と、教科成績などを記した「指導に関する記録」が含まれる。学籍の記録は20年間、指導の記録は5年間の保存がそれぞれ定められている。
いずれも施錠できる場所で保管していたという。区は、指導要録を外部に持ち出す機会はないとして他の書類に紛れた誤廃棄の可能性が高いとみている。また、紛失した原本とは別に内容の一部を写した抄本を保管しているという。
区は10日、関係する卒業生らに事案の説明と謝罪の文書を郵送した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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