この先一週間は、日本列島へ強い寒気が流れ込むタイミングは2回ある見込み。特に、週の半ば以降に流入する寒気は今季最強クラスとなる予想で、日本海側を中心に大雪やふぶきに注意が必要となる。
日本海側では週明けと週後半に大雪に
2日(日)は、冬型の気圧配置が緩んだため、日本海側を含めて晴れ間の出た所が多く、比較的穏やかな天気となった。ただ、3日(月)にかけては低気圧が日本海から北日本へ近づき、低気圧からのびる寒冷前線が北日本から東日本を通過していく見込み。
また、低気圧や前線の通過後は寒気の流れ込みが強まるため、北日本や東日本では日本海側を中心に、降りはじめが雨の所も夜にかけては雪に変わる所が多く、4日(火)にかけては大雪のおそれがある。また、雷を伴う所もあり、落雷や突風などにも注意が必要。
その後も冬型の気圧配置が続く傾向で、特に5日(水)後半から7日(金)ごろにかけては今季最強クラスの寒気が流れ込む見込み。このため、日本海側では西日本を含めて雪の所が多くなり、週明けよりも広い範囲で大雪やふぶきになるおそれがある。大雪による交通障害などに注意が必要だ。
太平洋側は寒さと乾燥に注意
太平洋側では7日ごろにかけて晴れたり曇ったりという所が多くなりそうだが、週の後半にかけては寒気の影響でこれまで以上に寒くなりそうだ。特に、6日~7日は、東京都心でも氷が張るような冷え込みになる見込み。
また、空気の乾燥した状態も続くため、こまめに手洗いやうがいを行うよう心掛けるなど、風邪やインフルエンザなどへの万全な対策が必要となる。
(気象予報士・佐々木聡美)
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