暖かくなり、庭や野山が若葉色に染まるこの季節。野草や山菜採りにはもってこいだが、そこには「落とし穴」もある。
4月7日の昼すぎ、京都市内の民間の子育て施設で、4~6歳の園児12人が、次々に吐いたり熱を出したりした。
市の保健所によると、原因は給食で口にした「ニラのしょうゆ漬け」。「ニラ」とされていたものは、実はよく似ている有毒のスイセンだった。
職員が数年前に知人から「ニラだ」と言われて譲り受けたものを施設で栽培していた。給食に出されたのは、この日が初めてだったという。
ヤマイモ?実際は…
翌8日には、宮崎県延岡市で、ヤマイモに似た植物のすりおろしを食べた60代男性が、自宅で亡くなっているのが見つかった。
県衛生管理課によると、男性が口にしたのはヤマイモではなく、自宅の庭に植えていた観賞用の花、グロリオサの球根だったとみられる。男性の体内から、球根に含まれる毒性の化学物質「コルヒチン」が検出された。
「また、この時期に起きてしまいましたか」
そう話すのは、東京都薬用植…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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