皆さんはお正月の天気にどんなイメージを持っていますか?
「令和二年の新年三ヶ日も雨に見舞われてしまいました」とつぶやくのはウェザーニュース利用者の石川県の方。例年通りに天気が悪いとのことですが、どれくらい地域によって天気が違うのかを比較すべく、過去10年間のお正月の日照時間を東京と金沢で比べてみました。
大きな差が出た地域性
東京のお正月の日照時間の平均は1日7.3時間でした。一方、金沢の日照時間の平均は1.9時間で東京のわずか1/4程度でした。
この差の原因は、毎年この時期に多くなる西高東低の気圧配置です。この気圧配置になると、北から冷たい風が吹き、日本海で水蒸気を蓄えて雲を発達させます。この雨雲や雪雲が直撃する金沢など日本海側の地域では、雨や雪の天気が多くなります。
日本海側で雪や雨を降らせて水分を落とした風は、山岳地帯を越えた後は乾燥して太平洋側に吹き降ります。その結果、東京など太平洋側の地域では乾いた冬晴れの日が多くなるのです。
お正月になると初日の出や富士山のご来光などの話題が多くなりますが、日本海側の皆さんはお正月の天気に対して違うイメージをもっているかもしれません。
ウェザーニュース
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