地球温暖化が国際的な課題となるなか、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を「出さない・使う」技術が注目されている。ごみ焼却施設や火力発電所などがターゲットの「脱炭素」研究はどこまで進んでいるのだろうか。
ごみからプラスチック原料をつくる、ウサギの腸の微生物がカギ
燃やしたごみから、プラスチックの原料をつくる。そんな研究を進めているのが、積水化学工業だ。
まず、ごみを低酸素状態で燃やす。するとCO2ではなく、一酸化炭素(CO)と水素(H2)を主成分とするガスが発生する。これは「ガス化」と呼ばれる既存技術で、すでに導入しているごみ処理施設もある。
通常は、ガスをさらに燃やし、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル