独立行政法人「福祉医療機構」(WAM)の新型コロナウイルス対応の融資制度をめぐる詐欺事件で、福岡県警は25日にも、大阪府寝屋川市議の吉羽美華被告(42)=詐欺罪で起訴=を窃盗容疑で追送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。これで県警は一連の捜査を終える。
捜査関係者によると、吉羽被告は昨年2月、詐欺事件の共犯とされる無職渡部秀規被告(48)=詐欺罪で公判中=から、福岡市内にある銀行の貸金庫の鍵を盗んだ。その後、融資制度を悪用してだまし取ったとされる約1億5千万円を、女とともに貸金庫内から持ち去った疑いがある。
渡部被告が「(吉羽被告が)貸金庫から約1億5500万円を無断で持ち去った」として、県警に窃盗容疑で被害届を出したことで発覚した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル