新谷千布美、松浦祥子
16日午後1時半ごろ、大阪府富田林市で開かれていた秋祭りで、だんじりが見物客の20代女性に接触した。府警によると、女性は胸の骨が折れるなどの重傷を負って病院に運ばれた。命に別条は無いという。
富田林署によると、だんじりは同市桜井町1丁目の交差点を勢いよく左折し、美具久留御魂(みぐくるみたま)神社へ宮入りしようとしていた。女性は交差点で巻き込まれたとみられる。署は、だんじりをひいていた町会の関係者に話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
現場は近鉄富田林駅から北東に約2キロ。この地域の秋祭りは14日夜に始まり、16日が最終日だった。
美具久留御魂神社の宮司によると、新型コロナウイルスの影響でだんじりの宮入りは3年ぶりだった。宮司は取材に、「事故が起きたことについては、神社としても残念に思います。けがをされた方にお見舞い申し上げます」と話した。
14日には市内の別の地域の秋祭りでだんじりが横転し、ひき手の男性1人が死亡、3人がけがを負う事故が起きた。事故を起こした町会はだんじりの曳行(えいこう)を中止していたが、ほかの町会は続け、市内各地でも秋祭りは続いていた。(新谷千布美、松浦祥子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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