岩手県花巻市石鳥谷町の「たろし滝」で11日、つららの太さで米の作柄を占う測定会があった。暖冬の影響でつららが地面まで届かず、3年ぶりの「計測不能」となった。
「たろし」とは地元の言葉でつららのこと。冬に沢水が凍り付き、太ければ太いほどその年は豊作になるといわれている。
大瀬川たろし滝測定保存会によると、今冬は比較的暖かい日が続き、1月29日につららが落下。2月初旬にも再度落ちた。その後、つららは10メートルほどになったが地面には届かなかった。板垣寛会長(88)は「占いでは不作だが、努力次第では豊作になる」と期待を込めた。(御船紗子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル