どこまでも客観性を持って向き合う 「コロナ禍と五輪」公式映画の河瀬直美監督インタビュー(47NEWS)

 ―製作期間が1年延びる。  会場でのカメラ位置や、綿密なカメラワークのテストなど、なんだかんだ言っても準備が整っていない部分はあった。そういうことができなかったから、私の立場でいうと、その時間はいただけたという部分はある。  ―東日本大震災からの復興にも焦点を当てる。  福島に行ってみると、まだまだ復興が進んでいない風景にも出合うし、五輪がやってくると期待されている方もいる。その現実を切り取っていきたい。『復興五輪なんて、何を言ってるんだ』という意見も理解できるが(五輪を)待っている人たちもいて、その思いの先に何があるかを描きたい。  ―コロナ禍での五輪や公式映画の意義は。  日本だけの問題でなく、全世界が影響を受けてしまっている。日常の行動が制限され、国をまたいだ交流ができない中で、世界がコロナにどう向き合っていくか。一つの方向を指し示す意味でも、五輪を開催できれば素晴らしいことだなとは思っている。一方で完全に収束するということは難しいのではないかと思う。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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