過激派グループ「連合赤軍」による「あさま山荘事件」から今月で50年となった。警視庁は25日、事件で使った装備品や市民から寄せられた手紙など二十数点を報道公開した。「たくさんの人に事件を知ってもらい、風化の防止につなげたい」としている。
事件は1972年2月19日に起きた。銃などで武装した連合赤軍メンバー5人が、長野県軽井沢町の保養施設「あさま山荘」で、管理人の妻を人質に立てこもった。長野県警と警視庁の機動隊が対応に当たり、9日後の同月28日に人質を救出し、5人を逮捕した。
銃撃戦となり、激しい攻防の中で警視庁第2機動隊長の内田尚孝警視(当時47)=警視長に特進=と、同庁特科車両隊中隊長の高見繁光警部(同42)=警視正に特進=の2人が銃撃され、亡くなった。5人を説得しようとした民間人の男性1人も犠牲になった。
この日公開されたのは、事件…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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