「ひとり焼き肉」「ひとりカラオケ」「ひとりツアー旅行」……。そうした「おひとりさま」向けのサービスは、今でこそ私たちにとって身近なものになったが、その「原型」とも呼べるものが、なんと54年も前に4コマ漫画「サザエさん」のなかで描かれていた。
1968年9月25日の朝日新聞朝刊に掲載された漫画のなかで、仕事帰りに焼き鳥の屋台に立ち寄った波平は、カウンターに見慣れない間仕切りを見つけ、店主に「これはなんだい?」と尋ねる。
その正体が「こどくを愛するお客のちゅうもん」に応えた「ひとり焼き鳥」を楽しむための装置だとわかると、「なるほど」と目を丸くする。
今でこそ間仕切りはコロナ下で当たり前となったが、漫画が掲載された当時は物珍しいサービスだったことだろう。
だが、この漫画を読んでもらった有識者によると、波平が驚いてみせた理由はもっと深いところにありそうだ。
「『サザエさん』は、男性が…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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