狩野浩平
新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりとなる「浅草サンバカーニバル」が17日、東京都台東区で開かれた。18団体約3千人の老若男女が軽快な音楽と踊りを披露しながら、雷門前の大通りを練り歩いた。
1981年に始まったカーニバルは約50万人が訪れる一大イベントだったが、2020~22年は開催できず、代替イベントを開くなどしてきた。
4年ぶりとなる今年も「縮小版」として、パレードの距離を半分にしたりコンテストを取りやめたりした。
それでも大通り沿いは大勢の立ち見客でごった返し、警察が雑踏事故や熱中症への警戒を呼びかけた。
参加チーム「G.R.E.S. FESTANC(Cにセディーユ付き)A」は今年で結成30周年。代表の上坂泰史さん(55)は、「コロナ禍で活動が制限され、メンバーも減って存続の危機だった。チームの記念すべき年に雷門前にようやく帰ってこられて、最高に楽しいです」と話した。
千葉県柏市から初めて訪れた病院職員の女性(39)は、パレードの参加者たちに向けて、沿道の最前列から大きな手拍子と歓声を送った。
「にぎやかなお祭りで楽しい。盛り上がって帰りたいです」と話した。(狩野浩平)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル