現役高校3年生のモデルで、ユーチューブやインスタグラム、ツイッターなどソーシャルメディアのアイドル、ねおさん(18)は「10代のカリスマ」と言われています。総フォロワー数は420万人以上。人気動画をつくるために、どんなことに気をつけているのか。ファンへの思いや、普段の生活とは。ロングインタビューに、丁寧に応じてくれました。
リップシンクがきっかけ
――ユーチューバーになろうと思ったきっかけは?
「ヒカキンさんのユーチューブを見たのがきっかけです。前に(動画共有サイトの)ミックスチャンネルに(曲に合わせて口元を動かす)リップシンクの動画を投稿していたので、ファンから『ねおちゃんの声を聞きたい』『メイクを紹介して下さい』という声があり、ユーチューブへ投稿をし始めました。中学時代で鹿児島市にいたころなんです。SNSへの怖さや偏見がある頃だったので、『やめた方がいいんじゃない』と心配する声が多かったんですが、家族が応援してくれて、中学3年の冬休みに上京したんです。家族も一緒に来てくれました」
――リップシンクで有名ですね。
「最初に見たのは海外の方の動画です。渡辺直美さんも曲に合わせてリップシンクや顔芸をしていましたが、そのほか日本でやっている方がまだいなくて。12年ぐらいダンスをやっていたんですけど、リップシンクならダンスを生かして振り付けもできるなと思ったのがきっかけです。曲調に合わせてメイクや服、髪形、雰囲気もライトな感じに変えたりとか簡単ではないんですけど、いろんな方に見てもらえるので、頑張る源になっています。いろんな世代の曲を使うと、大人の方からSNSで、『ありがとう』とメッセージがきたりします。中2から始めたので、持ち歌は1500曲ぐらい。(ラッツ&スターの)『め組のひと』(1983年)とか結構、昔ですか?」
――曲はどのように調べるのですか?
「ユーチューブで2000年代にはやった曲というように調べます。聞いたことがある曲も探します。松田聖子さんとか。歌手で決めるのもあるんですが、メロディーや歌詞がいいなと思ったのを練習することが多いです。動画の投稿は、前の日の夜に曲を決めて、歌詞や曲調を完全に頭に入れてから撮ります」
――自撮りすることもありますね。
「空き時間があったら、スマホを起動してこういうふうにカメラを動かそうかなと研究したり、ほかのユーチューバーの方の動画を見たりして、常に動画を見ているかな。自撮りはひたすら練習です」
――動画を週4日、ユーチューブにあげるのは大変ですよね。
「企画会議をやって、ファンの…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル