新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の対象に追加されることを受けて、岐阜県は25日、今秋に県内で開催予定の60歳以上のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック岐阜」を中止する方向で、主催の厚生労働省などと調整すると明らかにした。
古田肇知事は同日の記者会見で「近い将来、本県で開催する可能性も合わせて協議したい」と、開催地未定の2025年以降に県内での開催をめざす考えを示した。ねんりんピック岐阜は2020年秋に予定されていたがコロナ禍で1年延期され、10月30日~11月2日にある予定だった。
岐阜県と岐阜市は25日、0歳から100歳以上の382人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者は24日の過去最多と並び、300人を上回るのは2日連続。県内の感染者は延べ1万3667人となった。
県によると、年齢別では、30代以下が全体の3分の2以上を占めている。入院患者数は24日時点で477人となり、病床使用率は60・9%。ホテルなどの宿泊療養施設の利用者は975人で使用率は86・2%。県は新たに岐阜圏域と東濃圏域で宿泊療養施設の確保を目指している。自宅療養者は339人。
県は新たに7件のクラスター(感染者集団)を認定した。大垣市では老人保健施設で職員や利用者計7人人の陽性が判明。各務原市の高齢者福祉施設では職員と短期入所者計5人の感染が確認された。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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